エコキュート・給湯器の交換費用は?相場と替えどき、2026年の補助金
- エコキュート・ガス給湯器の交換費用の目安
- 寿命の目安と、替えどきのサイン
- 給湯省エネ2026事業の補助額と期限
給湯器の寿命は10年が目安
給湯器メーカーのノーリツは、家庭用の給湯器の「設計上の標準使用期間」を製造から10年としています。安全に使える標準的な期間のことです。10年を目安に、点検や取り替えを考えるよう案内しています。
エコキュートについても、業界団体(日本冷凍空調工業会)の案内では、部品を持っておく期間がおおむね10年とされています。使い始めて10年を超えたら、計画的な買い替えを考えるよう呼びかけています。
出典:ノーリツ「【製品の寿命】点検・取り替えの目安について」、日本冷凍空調工業会の買い替え案内(PDF)。2026年10月14日に確認。
こんな症状が出たら替えどき
次のような症状が一つでもあれば、劣化のサインです。
- リモコンにエラー表示がときどき出る
- お湯が熱くなったり、ぬるくなったりする
- ときどきお湯が出ない、お風呂のお湯はりができない
- 本体のまわりから水が漏れている
- いつもと違う音がする
- 本体の下のほうがひどくさびている
- 排気口のまわりが黒くなっている(ガス給湯器)
出典:ノーリツ「【製品の寿命】点検・取り替えの目安について」、日本冷凍空調工業会の買い替え案内(PDF)。2026年10月14日に確認。
ノーリツの案内では、10年以上使ったふろ釜や給湯器の発火などの事故が、2012〜2016年の5年間で435件あったという調査(製品評価技術基盤機構)も紹介されています。古い給湯器を使い続けるのは、安全面でも心配があります。
交換費用の目安
エコキュート
エコキュートは、本体と工事費を合わせると40万〜60万円台になることが多いです。タンクが大きいほど高くなります。
| タンクの容量 | 家族の人数の目安 | 交換費用の目安(工事費込み) |
|---|---|---|
| 370L | 3〜5人 | 42万〜68万円 |
| 460L | 4〜7人 | 48万〜78万円 |
| 550L以上 | 5〜8人 | 55万〜88万円 |
出典:pricey「エコキュート交換費用の相場」(2026年4月2日更新)。同記事では、工事業者の実績で「40万〜50万円未満」が57%、「50万〜60万円未満」が26%としています。2026年10月14日に確認。
親が一人暮らし、または夫婦二人なら、大きすぎるタンクは必要ありません。今の家族の人数に合わせて容量を選ぶと、費用を抑えられます。
ガス給湯器
ガス給湯器は、エコキュートより安く交換できます。
| 給湯器のタイプ | 交換費用の目安(工事費込み) |
|---|---|
| 給湯専用(お湯を出すだけ) | 4.9万〜8.1万円 |
| オート・フルオート(追いだき付き) | 9.7万〜19.5万円 |
| オート・フルオート(エコジョーズ) | 9.5万〜23.6万円 |
出典:くらしのマーケットマガジン「給湯器交換の費用相場」(2026年9月18日更新、2026年9月時点の相場)。2026年10月14日に確認。
同じ記事によると、実際に支払った金額は10万〜15万円がいちばん多く(40.79%)、9割以上が20万円以下でした(2025年1月時点)。設置場所が狭い・高いなど、工事の条件によって費用は上がります。
国の補助金「給湯省エネ2026事業」
エコキュートなどの省エネ性能が高い給湯器に替えると、国(経済産業省)の給湯省エネ2026事業の補助を受けられます。ガス給湯器(エコジョーズなど)は対象外です。
| 対象の給湯器 | 基本額 | 性能が高い機種の加算 | 最大 |
|---|---|---|---|
| エコキュート | 7万円/台 | +3万円 | 10万円/台 |
| ハイブリッド給湯機 | 10万円/台 | +2万円 | 12万円/台 |
| エネファーム | 17万円/台 | なし | 17万円/台 |
出典:給湯省エネ2026事業 交付申請の手引き(経済産業省・事務局)。2026年10月14日に確認。
古い機器を撤去すると、さらに上乗せがあります。
| 撤去する機器 | 加算額 |
|---|---|
| 電気蓄熱暖房機 | 4万円/台(2台まで) |
| 電気温水器 | 2万円/台(補助を受ける給湯器の台数まで) |
出典:給湯省エネ2026事業 交付申請の手引き。撤去加算は、撤去加算の予算がなくなりしだい終了します。2026年10月14日に確認。
補助を受けるときの注意点
- 自分では申請できません。 事前に登録した「給湯省エネ事業者」(販売店や工事店)が申請し、補助金を施主に還元します。
- 対象は2025年11月28日以降に工事を始めたものです。
- 申請は遅くとも2026年12月31日までですが、予算がなくなりしだい終わります。2026年10月14日時点で、予算に対する申請額は約50%、撤去加算は**約25%**です。
- 戸建て住宅は2台まで、マンションなどは1台までです。
出典:給湯省エネ2026事業 公式サイト(予算の執行状況は2026年10月14日0時時点)、同 交付申請の手引き。2026年10月14日に確認。
国の補助のほかに、自治体が独自に補助をしていることもあります。ただし、国のお金が入っている自治体の補助とは一緒に使えない場合があります。親の家がある市区町村のホームページで確認しましょう。
交換までの流れ
よくある質問
Q10年を過ぎていても、壊れていなければ使い続けていいですか?
Qガス給湯器からエコキュートに替えるべきですか?
Q補助金は自分で申請できますか?
Q親が施設に入るかもしれません。交換は必要ですか?
まとめ
親と一緒に住むために、浴室やトイレも直したい場合は、水回り・バリアフリーリフォームの費用もあわせてご覧ください。
参考:給湯省エネ2026事業(経済産業省)/給湯省エネ2026事業 交付申請の手引き/ノーリツ/日本冷凍空調工業会/pricey/くらしのマーケットマガジン